Se contentus est sapiens.

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「セー・コンテントゥス・エスト・サピエンス」と読みます。
sēは3人称の再帰代名詞、男性・単数・奪格です。
contentusは「<奪格>に満足した」を意味する第1・第2変化形容詞 contentus,-a,-umの男性・単数・主格です。
sapiensは「賢者」を意味する第3変化名詞 sapiens,-entis m. の単数・主格です。
「賢者は自らに満足している」、「賢者は自足している」と訳せます。
セネカの『倫理書簡集』に見られる言葉です(Ep.9.13)。

セネカ哲学全集〈5〉倫理書簡集 I
兼利 琢也
4000926357

Seneca

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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